2017年6月25日放送の「林先生が驚く初耳学」にて、
ゲストのハーヴィー瑛美さんが「自分の写真を自分で選んではいけないのは、なぜ?」という問題を林先生に出題し、見事【初耳学認定】されました。
そして、日本印象行動学会 石神理事が、こちらの解答VTRに出演いたしました。
人は【単純接触効果】と言って、目にする回数が多いものほど好感をもちます。
普段の生活で一番自分の顔を見る回数が多いのは、鏡の中の自分のため、左右逆の顔に親近感をもちやすくなっています。
しかし、写真はありのままの姿を映すため本人と他人が選ぶ「良い写真」にズレが生じるのです。
カメラで撮った写真だと、普段見慣れていないので違和感を覚える傾向があります。
本人以外から見れば、いつも通りの顔のため、親しみを感じやすくなります。
実際に番組内で、「同一人物の写真を数枚用意しベストショットを選ぶ」という実験が行われ、「本人が選んだベストショットとは別の写真の方が他人から支持されやすい」結果でした。
日本印象行動学会では、就活生の履歴書用の写真撮影を行う際、本人には選ばせず、必ず他人が選ぶようにしております。
皆さまもSNSに自分の写真をアップされる前に、周りの方にチェックをお願いしてみては、いかがでしょうか?
当学会では、引き続き印象行動学についてあらゆる視点から研究をしてまいります。
研究のご相談や、取材も対応させていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。